【第1回里都づくりフォーラム】

イベントレポート

■「ビジョン・クエスト」〜社会という宇宙を旅し、自分のビジョンを探す旅に出る〜

 

・私は1968年に、千葉県木更津市の酒問屋の4代目として生まれました。

家業を継ぐ事は当たり前として育ち、小学生の頃の作文「将来の夢」は、酒屋になりますと書いていました。

 

・10代

大学生の時、自分の未来ビジョンが見えず大学をドロップアウトし、実家を飛び出て自分探しの旅に出ました。

「愛とは?」「幸せとは?」「豊さとは?」「自由とは?」「仕事とは?」「生きる場とは?」「創造とは?」「平和とは?」・・・

 

・20代

バブル期の東京で約10年間、カメラママンのアシスタント、イラスト、デザイン、レストラン・バーの厨房、建築現場作業員など、様々な仕事を転々とし、現代の消費社会をローリングストーンのように旅をしました。

アメリカ先住民スー族のリザベーションを旅したとき、彼らの精神性「ミタクエオヤシン」と出会い衝撃を受けます。そして成田空港に立つ自分のビジョンを見ました。旅に出ようと思いました。

その後、旅に出るため建設現場のバイトで400万円貯め、所有物すべてを手放し、ビジョンに従い目的地を決めない世界放浪の旅に出ます。

旅の途中、イタリアで自然農を実践する農夫ダリオに出会いインスピレーションを得ました。

スペイン・バルセロナでは、日本の農村に暮らし農的芸術生活を家族で送るビジョンを見ました。

・30代

帰国後、「わら一本の革命」を読み、自分たちがこれからが生きる場所について、はっきりとしたビジョンを得ます。理想の地を求め、日本各地の農村を旅した後、鴨川の里山の高台にある古民家へたどり着きます。そして釜沼北集落が持続可能なエコビレッジとなり、新しい文明へ向かうことを直感しました。

瞑想を始め、「コトバ」を受け取り始めました。絵本「バタフライ」のイラストを描きました。

地域通貨「安房マネー」を有志と立ち上げました。NPO、学校づくりに関わりました。持続可能な地域社会を創造するため「NPO法人うず」を設立しました。「あわのわコミュニティカフェ&マーケット」を始めました。

 

・40代

「鴨川自然王国」 理事となり、里山帰農塾や様々な都市農村交流及び勉強会の企画運営を行っていきます。

東日本大震災、福島原発事故の3・11が起き、東北支援のための「鴨川市大山支援村」を有志と立ち上げ、福島の子供たちの支援を始めました。

「スマイル・レボリューション 3・11から持続可能な地域社会へ」を加藤登紀子さんと共著で出版しました。

 

・現在

里山全体と築200年の古民家を舞台に、村の長老たちからは「昔の知恵」を、パーマカルチャーからは「新しい知恵」を学ぶ「鴨川 地球生活楽校 Kamogawa Earth School」の開校準備中です。

鴨川に来た時に受け取ったビジョン通り、釜沼北集落でのエコビレッジづくりを本格的に始めようとしています。

 

■「鴨川の魅力と都市と農村をつなぐたくさんの扉」

 

鴨川は人口35,000人、房総を横断する嶺岡山系と清澄山系に挟まれた細長い平野「長狭平野」に加茂川が太平洋へと流れ、山海の幸に恵まれ、気候は温暖で一年中花が咲き、野菜は何でもつくれ、天皇献上米にも選ばれた長狭米はもっちりと甘く、里山には棚田が広がり、日本の原風景が残る「美しい田舎」です。

しかし、山間部の農村集落では人口減少による過疎化が進み限界集落が増加しています。

 80年代に第一次移住ブームが起こり、学生運動やヒッピー世代が都会から自然との共生を目指して移住して来ました。

 

鴨川自然王国の故藤本敏夫、ベジタリアン料理研究家の鶴田静、ハーモニクスライフセンターの森田玄、鴨川和綿農園の田畑健、アメリカ人の尺八奏者ジョン・海山・ネプチューン、科学者であり反原発のオピニオンリーダー故高木仁三郎などなど・・・。

そして2000年代に入り、第2次移住ブームが起こりました。30~40代の子育て世代及び団塊ジュニア世代が都市生活から、次々に脱出して来ました。

彼らの多くは地域通貨「安房マネー」に参加し、現在約180世帯300名のネットワークとなり、ゆるやかにつながる「意識のコミュニティ」を形成しています。

かといって移住者だけで理想郷をつくるのではなく、地元住民ともつながり共に都市農村交流を行い、それにより血縁を超えたふるさとづくりが行われ、移住者、地元住民、都市住民がつながる新しい里山コミュニティを創造し始めています。

それも鴨川の特徴のひとつです。

 

約14年前に始まった大山千枚田の棚田オーナー制の成功を受け、現在市内6集落で棚田オーナー制は広がり、ゴールデンウィークの田植えには約2,000人もの都市住民が訪れる賑わいを見せています。

棚田オーナー制以外にも、鴨川自然王国、みんなみの里、笹谷窯、あわのわコミュニティカフェ&マーケット、コミュニティカフェawanova、鴨川 地球生活楽校など、鴨川には都市と農村をつなぐたくさんの扉があり、年間延べ1万人以上が農的な体験に訪れています。

 

⇒「鴨川の里都づくり情報」へ

 

このフォーラムは、一方的に話を聞くだけではなく、参加者同士で交流を深め、考えや感じたことを共有する対話の時間も設けています。

【終了】イベント告知

【終了】2012年1月27日【第1回里都づくりフォーラム】

第1回の里都づくりフォーラムのゲストは、鴨川自然王国の林良樹さんです。

林さんは、様々な職業を経験した後、アメリカ、アジア、ヨーロッパを放浪。

その後、鴨川の古民家に移住。 

現在は、家族4人で農的生活を送りながら、「半農半アーティスト」として活動中。

芸術、農、地域通貨、教育、自然エネルギー、エコビレッジと幅広く「持続可能な社会づくり」へとつながる活動をなさっています。

 

「閉塞感を感じる社会の中で、どう生きていくのか?」「地方に赴き、農業に携わる意義とは何か?」「林さんが取り組んでいる活動に、どうすれば参加が可能なのか?」などについてお話をいただく予定です。

 

きっとワクワクするようなひと時になると思います。

ぜひご参加ください!

 

■ゲスト(里都ナビゲーター):林 良樹(はやし よしき)さん

 共著:『スマイル・レボリューション ─ 3・11から持続可能な地域社会へ』(白水社)

    『持続可能な社会を目指す 8人のライフスタイル』(白水社)

 林良樹さんHP http://www.awa.or.jp/home/oneness/

 

■日時:2012年1月27日(金)19:00-21:30ごろ

  ※開場は18:30を予定しております。

 

■場所:タイワハウス(京王線・京王新線笹塚駅徒歩5分)

 住所:東京都渋谷区笹塚2-42-17 秋元ビル2F

 アクセス:http://taiwahouse.jp/location_access.html

 

■定員:50名(先着順とさせていただきます)

 

■参加費:2,000円

  ※参加費は当日開場にてお支払いください。

 

■主催:里都(さと)プロジェクト 

 

■申込み方法:以下のフォームからご登録ください。

⇒定員に達しましたので、応募を締切りました。ありがとうございます。

 次回は2/20を予定しております。

 

 

コメント: 5
  • #5

    中川洋一郎 (木曜日, 26 1月 2012 18:05)

    参加します。

  • #4

    satopro (木曜日, 26 1月 2012 10:49)

    ohtsukaさま、里都プロ事務局です。
    コメントありがとうございます。
    本日26日中に、上の申込みフォームからご登録ください。
    よろしくお願いいたします。

  • #3

    ohtsuka kenichi  (水曜日, 25 1月 2012 23:34)

    直前ですが如何でしょうか?宜しく御願いします。

  • #2

    大原敏裕 (金曜日, 20 1月 2012 16:21)

    よろしくお願いします。

  • #1

    Chiyoko Sakai (木曜日, 12 1月 2012 23:58)

    よろしくおねがいします:)